リアルタイム物体認識のモバイル実装に向けて -オープンソースソフトウェアと安価なハードの組み合わせによる実証実験

コンセプト  

オンライン会議でお馴染みの「Webカメラ」を、現場を守るAIの「目」に。
誰でも使える汎用技術を組み合わせて、リアルタイムで物体をAIの推論で認識します。

要素技術と使用機材

無償で商用利用可能な物体認識フレームワーク「RF-DETR」のサンプルコードをカスタマイズし、ノートPC(Webカメラ)と超小型マイコン「Raspberry Pi」(専用小型カメラモジュール)の上で実行しています。

認識精度と処理性能(ノートPC)

COCOデータセットで事前学習されたモデルを用いることにより物体を高精度に判別。リアルタイム処理による滑らかな検知を実現しています。

小型化への試行(Raspberry Pi)

現場への設置やウェアラブル化を想定し,エッジ端末での動作を検証しました。現状ではNotePCに比較しRasberry Piの処理能力は格段に低いですが、パラメータ調整により応答遅延を0.5秒程度まで低減。処理速度は2fps未満とややカクツキがあるのが課題です。

今後の取り組み

誰もが低コストで構築できるこのシステムをさらに改良し、実用化を進めることで、さまざまな現場にAIを導入し、作業の安全確保につなげることを目指しています。私たちは、これらを現場の技術者にも「手の届く技術」として業界の皆さまと共有し、現場と社会の安全に向けて連携していきたいと考えています。